教科書やノートへの落書きは可能性の塊!効果的な落書きに導いて学習効果もアップ!

子育て

こんにちは。建売住宅に住む子育て共働き世帯が快適に暮らせる情報を発信したい”うぱ”です。

今回は「落書き」についてです。みなさんはお子さんの教科書やノートを見たことがありますか?

もしそこに落書きがあったら・・おめでとうございます!あなたのお子さんは可能性の塊です!!

落書きを見つけて怒る前に、ぜひこの記事を読んで下さい!!

なぜなら落書きは授業に参加していない象徴とされ悪いイメージを持ちがちですが、実は脳を活性化させ学習成果をあげる効果があることが認められているんです。

この記事を読むことで、

  • 落書きの効果 
  • 有効な落書きにするための方法、を知ることが出来ます!

教科書やノートへの落書きに悩む小学生の子供を持つお父さん・お母さん!!子供の落書きを無理にやめさせることなく、逆に有効に使って学習効果をアップさせましょう!!

落書き出来る子は可能性を秘めています!

落書きの驚くべき効果

脳血流がアップ!落書きはチョコレートを食べる行動と同じ!?

自由に落書きをすることで前頭前皮質の血流がアップし、それが脳の報酬系と繋がっていることが、フィラデルフィアのドレクセル大学の研究によって明らかにされています。

脳報酬系とは?

脳の中の快感に関する分野。心地よい刺激や行動によって活性化され、快感をもたらすドーパミンの分泌を増加させます。ドーパミンが分泌されることで、脳はその時の行動を学習し繰り返そうとします。

研究では、落書きをしている時の脳血流は、「笑う・踊る・チョコレートを食べる」という行動をしている時の脳と同じ反応をしていることが分かったそうです。

上記の行動を想像してもらうと分かると思いますが、どれも楽しい様子で快楽に繋がっているのも納得出来ます。

その状態が落書きでも起きているというのです。

ちなみに…落書きがもつそのポジティブな効果から、摂食障害のような嗜癖障害において治療的な使用が出来るのではないかという研究も行われているそうです。

前頭前野の血流増加で集中力と記憶力がアップ!

前頭前野は脳全体の重量の80%を占めます。その大きな前頭前野の持つ働きは、

  • 考える、応用する
  • 記憶する
  • 集中する、やる気を出す
  • 行動や感情をコントロールする
  • コミュニケーションをとる

これらの働きを持つとされています。そのため、前頭前野の働きを良くすることは、脳の情報処理能力のスペックを上げ学習面だけでなく、人として生活を充実させる上で良い影響を与えることに繋がります。

それが落書きでも可能なのですから、有効に活用するしかありません!!

脳は言葉や数字で覚えるより「絵や図」で視覚的に覚え、思い出す方が得意!

さらに脳は言葉や数字を覚えるよりも、「絵」など画像として記憶することの方が得意とされています。

そのため、効果的な落書きをすることで、それがより記憶しやすい「イメージ画」として、インプットされます。そしてそれが「付箋」のように脳の中でタグ付けされ、思い出す時にも効果的に働くのです。

効果的に落書きをすることで、覚えやすくて思い出しやすくなるのです!!

頭の中でこのように付箋が貼られ、思い出しやすくなるそうです!

効果的な落書きとは??

そんな魅力あふれる落書きですが、それを学習に活かすためにはだた闇雲に書いていれば良いわけではありません。

ではどういう落書きが効果的な落書きなのでしょうか。

落書きの題材は教科書やノートから見つけ出す

落書きを効果的にするには、「学習内容に関係のある落書き」である必要があります。

例えば教科書に出てくる人物写真は、高確率で落書き対象にされます。

それが良いか悪いかはさておき、その落書きが面白いほど記憶に残るのも事実です。実際に今あなたの脳裏に浮かんできた人はいませんか??(笑)

このように落書きは落書きでも、いかに学習内容に関連させるかが重要になってきます。

そのためには落書きの題材を教科書やノートから見つけ出すことが必要です!!

効果的に落書きをするための「3つのポイント」

教科書やノートから対象を見つけたら、3つのポイントで落書きをするのが効果的です。

ポイント① 言葉の意味や音を使った落書き

ポイント② 名詞や専門用語は、含まれる言葉の意味から連想した落書き

ポイント③ そのまま絵にする落書き

これらを意識して落書きすることで、まったく関係のない落書きから効果的な落書きに変化します。

でも、

落書き少年
落書き少年

落書きって授業と関係ないから楽しいんだよー!!

なんて声が聞こえてきそうですよね。すでに学習と関係のある落書きを出来ていれば良いのですが、なかなかそうもありません。

では今の落書きから、効果的な落書きに変化させるためにはどうしたらいいのでしょうか?

子供の落書きを効果的な落書きに誘導する

ここからは筆者が実際に行っている作戦です。ちなみに息子は小5なので、少し高学年向きかもしれません。

まず最初にお子さんの教科書やノートを見てみましょう!

そしてやることはたったの2つの行動を繰り返すだけです。

見つけた落書きをほめる!!

こどもの落書きを発見したら、面白いとほめましょう!

子供はお父さんお母さんを喜ばせることが大好きです。褒められたら嬉しくなります。自信もつきます。自信がつくことで自己肯定感もあがります!!良いことばかりです。

学年が上がるほど落書きのテクニックも上がっていくので、親は子の成長も感じることが出来ます。

書いてほしい落書きをリクエストする!!

あとは効果的な落書きのポイントに沿って、子供の落書きを誘導していきます。

「今度は教科書に出てくる言葉を使った落書きを書いてみて!!」

「なかなか覚えられないなって言葉や名前があったら、それを落書きにしてみて!」

「授業中に先生の話した言葉から、連想して落書きしてみて!」

なんて声掛けをしながら、落書きの内容を指示する感じです。

そしてまた定期的に教科書やノートをチェックして、「ほめる・リクエストする」を繰り返します。

そうすることで、こどもの落書きを効果的なものに変化させていきます。

だたひとつ注意点があります。それは「やりすぎに注意」という事です。

落書きのやりすぎに注意!基本は授業参加!落書きルールの共有

お父さん、お母さんが喜んでくれると子供は嬉しくなります。また喜んでほしいと思うでしょう。

でもやりすぎには注意が必要です。自己学習での落書きは自由ですが、授業中の落書きは授業への参加態度に影響がでます。

注意すべきことは、効果的な落書きに働きかけることで、落書きすることが授業中の目的にならないようにすることです。

落書きについてのルールを子供と共有する

そのため、筆者は落書きをする上でのルールを子供に伝えています。

基本的にはきちんとノートをとって授業に参加する

・落書きは「授業中、やる気が出ない時」「覚えられそうもない言葉が出てきた時」だけ

我が家ではこんな感じです。それぞれの子にあった約束があるとは思います。

なので、このルールが守れると「落書きがない=授業に参加できている」という証でもあるので、落書きがなかった時もほめます!

あくまでも授業中、やる気が出ない時のサポート的な存在にとどめておくことが重要です。

担任の先生とも落書きのルールについて共有する

あとは個人面談などを利用して、

  • どうしても集中できない時は落書きをすることがあること
  • 落書きの内容は授業に関係があることと約束していること

を担任の先生に伝えておくことが出来たらよいと思います。

授業に参加することが一番大切なことを忘れない

効果的な落書きで学習効果もアップ!まとめ

どうでしょうか?落書きのイメージが変わりませんか?

あくまでも授業にきちんと参加することが一番です。でもやる気が出ない時、落書きしてしまうことありますよね。でも、やる気を持ち続けることはとても難しいことです。

その中で落書きは、こどもの学習効果や自己肯定感のアップに繋げられる可能性があると知ったら、怒って辞めさせる前に最大限利用してみたくなりませんか?

今回の記事が、うちの子は教科書やノートに落書きばっかりしているなぁ、とお悩みのお父さんお母さんの参考になれば嬉しいです!

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